高濃度ビタミンC点滴ガン)を治療

治療と診療プラン

リニックハイジーアは、科学的根拠に基づいたがんの補完・代替療法を専門に行うクリニックです。がんを「全身病」と捉え、がんを増殖させた体内環境から治療し、免疫力を根本的に上げていきます。がんの再発予防だけでなく、再発や転移した場合でも治療が可能です。

クリニックハイジーアの統合医療の6つの特徴イメージ

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高濃度ビタミンC点滴療法

高濃度ビタミンC点滴療法の抗がん作用

米国でのビタミンCの持つ抗がん作用についての研究は、およそ70年以上も前から続けられています。ビタミンCの研究で有名な化学者アーウィン・ストーン博士は、自著「The Healing Factor : Vitamin C against Disease 」の中で、動物実験から血中ビタミンC濃度が高いとガンの発現が抑制されることを示唆し、『血中ビタミンC濃度の低下はがん発現の前兆である』という研究も引用しています。

その後1948年には、ポール・ゴス 医学博士(マサチューセッツ総合病院乳がん研究所の所長兼 ハーバード医科学大教授)とデビット・ リットマン 医学博士(ハーバード大学医学部教授)が、『がんビタミンC濃度が100㎎あたり4.5㎎を下回っている臓器から発生する』と、ストーンの見解を支持する論文を発表しています。

表1 がん患者の血中ビタミンC濃度

ビタミンCがガンを殺すしくみ

また、2度にわたりノーベル賞を受賞したライナス・ポーリング博士とスコットランドの臨床医であるキャメロン博士は、1979年に「 Cancer and Vitamin C 」を上梓し、ビタミンCが天然の抗酸化物質であり免疫力を高めることを示唆しました。

その論文では、腫瘍組織内においてビタミンCが酸化されて過酸化水素に変換されるため腫瘍組織が死滅することが報告されています。それに対して正常細胞では、カタラーゼやグルタチオンという酵素が存在して過酸化水素を分解するため、過酸化水素は増加しません。
つまりビタミンCは、正常細胞には害を与えず、がん細胞だけを選択的に殺すことができるのです。

上記の論文の根拠となる実験は、人間のビタミンC血中濃度を上げた時と同じ条件を、試験管内で再現して行われました。
第一の実験では、ビタミンCが正常細胞に害を与えずに、がん細胞のみを殺すことが可能か検証されました。9種類のがん細胞と4種類の正常細胞を、ビタミンCを入れた試験管内に1時間浸し、24時間後を観察しました。その結果、9種類のがん細胞のうち、5種類のがん細胞が50%死滅し、正常細胞には全く影響がなかったのです。また、影響のなかった4種類のがん細胞のうち、3種類のがん細胞はその増殖が99%抑えられたのです。
第二の実験では、ビタミンCががん細胞を死滅させる血中濃度について検証されました。人間のがん細胞を、0.1~5ミリモル間でビタミンC濃度を8段階に分けて1時間浸したところ、ビタミンC濃度が2ミリモル以上になると100%死滅することが確認されました。つまり、ビタミンC濃度が高くなるほど、がん細胞が死滅する確率も上昇することが検証されたのです。

グラフ1 血中ビタミンC濃度とがん細胞生存率の逆相関図

血中濃度が高まるほどガンが死滅しやすくなる

また、1966年にキャメロン博士は著書「ヒアルロニダーゼとがん」で、ビタミンCにはがん細胞の転移を阻止する作用があることを報告しています。
がん細胞はヒアルロニダーゼという物質を産生し、周辺のムコ多糖類ヒアルロン酸を分解して、間質マトリックスを脆弱化させ、増殖するがん細胞の浸潤を助けます。至適量(治療レベル)のビタミンCは、そのヒアルロニダーゼ抑制物質を増加させ、間質マトリックスの崩壊を防ぐことが分かっています。 また、ビタミンCは細胞外マトリックスの形成に必要なプロコラーゲンの分泌を促進します。このコラーゲンバリヤーが、がん細胞を包み込んで増殖や転移の抑制を可能にしているのです。
このような作用は、壊血病動物の脆弱した間質マトリックスを修復する、アスコルビン酸作用にたいへん類似していると云えます。

これらの研究により、高濃度のビタミンCの点滴を行えば、副作用なくがん細胞を殺し、がん症状を改善に導く、あるいはがんの成長を止められるということがわかってきたのです。

クリニックハイジーアでは、がん患者さまを中心とするさまざまな疾患に、高濃度ビタミンC点滴療法を行っています。現在までのところ、明らかな副作用は出ておりません。およそ2か月くらいから進行がんで腫瘍マーカーが激減したり、がんが縮小するケースが多く見受けられます。
また、高濃度ビタミンC点滴療法を併用することで、化学療法との相乗効果を期待できると言えるでしょう。
白血病や悪性リンパ腫なども含めた、あらゆるがん疾患に、高濃度ビタミンC点滴療法が適応となります。

高濃度ビタミンC点滴療法をお受けになる場合、どなたも初回は15グラム/1日(1時間程度)となります。その後は、G6PD(溶血)検査と腫瘍マーカー(がんの増殖スピード)の値、血中ビタミンC濃度を測定し、患者さんの容体に合わせて、25g、50g、100gと増やしていきます。治療開始より2~3か月は、(進行がんや、転移、再発の場合)75~100g程度の濃度が平均して必要です。中には100g以上の濃度が必要な患者さまもいらっしゃいます。
また、がんの増殖を抑えたり縮小させるためには、点滴後もビタミンC血中濃度を保つ必要があります。そのため、経口でも1日数~数十グラムのビタミンCを摂取していただきます。

高濃度ビタミンC点滴療法に関するエビデンス(資料文献)は、下記のリンク先をご参照ください。

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分子整合栄養医学

子整合栄養医学の治療で使用するサプリメントは、製薬工場に課せられる厳しいGMP基準を満たした工場で製造されたドクターユースオンリーの高純度・高濃度・高い吸収率の治療用のサプリメントです。
治療用のサプリメントは高単位のために、生化学検査に基づいて医師が種類と量を決定し、処方します。一般的に市販されているサプリメントとは質と含有量が全く異なります。

分子整合栄養医学とは、従来の薬物を使用する対症療法とは異なり、『至適量(治療レベル)のビタミンやミネラルなどの栄養素を使い、分子レベルで細胞の異常を整合する』ことで、病気の治療や予防をする根源的な治療法です。

分子整合栄養医学は、アメリカのポーリング博士(1901-1994)が提唱し、カナダのホッファー博士をはじめとしたアメリカ、カナダの臨床医を中心に、がん治療の研究が活発に行われ、臨床症例が地道に積み上げられてきました。

至適量(治療レベル)の単位のビタミンCやナイアシン、ビタミンE、セレン、βカロテンなどの栄養素が、天然の抗酸化物質であり抗がん作用を発揮するという考えは、医学界からは強い反発を招き、長い間受け入れられることはありませんでした。しかし、その有効性を認める多くの論文が発表され、米国国立衛生研究所(NIH)や米国国立がん研究所(NCI)もその治療効果を認め、現在では積極的な研究も行われるようになったのです。

カンザス大学メディカルセンターのドリスコ教授らは、2例の進行性の卵巣がん患者において、標準治療(手術や化学療法)とともに、ビタミンC高濃度点滴療法および経口による抗酸化物質(ビタミンC、E、コエンザイムQ10、βカロテンなど)の摂取による分子整合栄養医学による治療を行ったところ、腫瘍マーカーは陰性化し、診断から3年が経過しても再発を認めていないことを報告しています。 そして上記の治療が、標準治療の効果を高め、合併症や副作用などを軽減させ安全性を高め、また予後を良好にしていると結論付けています。 参考文献1)

また、臨床医ホッファー博士は、ビタミンC単独の場合よりも、複合的に抗酸化物質を追加することで抗がん作用に相乗効果をもたらし、治療成績は30%向上すると結論付けています。

また、ビタミンCを単独の場合と、抗酸化物質の複合的な摂取を比較すると、1/10~1/50の量でも、傷害された細胞の回復は顕著であり、かつ再発もないという報告もあります。

このように、複合的に至適量(治療レベル)の栄養素を組み合わせて用いる治療法を、分子整合栄養医学と呼んでいるのです。

下記に胃がんについて、分子整合栄養医学を研究する金子理学博士を中心とするグループによる予後を比較検討したデータがあります。 参考文献2)

  標準治療群 免疫療法群 栄養療法群
5年生存率 57% 72% 89%
7年生存率 55% 68% 85%
20年生存率 - - 75%

注1)3群の胃がん患者の手術後の生存率を、SAS法とういう統計分析を用いて比較
注2)3群とも、病気2期および3期の胃がん患者から構成
注3)対照群は、1994年にイギリスの医学誌「ランセット」に発表された、愛知県がんセンターの中里博士の論文で、追跡機関は7年

標準治療群は手術と化学療法(追加も含む)のみ、免疫療法群は手術と補助化学療法に免疫療法(タン白結合多糖類)を併用しています。 栄養療法群は、標準治療に分子整合栄養医学療法を加えることを選択した240人の中から、75歳未満の患者86人を無作為に抽出しています。 いずれも、専門医による標準治療、手術と化学療法(追加なし)を受けています。

生存曲線のグラフ

上記の条件は厳密には同一とは言えないものの、分子整合栄養医学療法が補完療法として延命効果を示す結果と捉えることができるでしょう。

また、分子整合栄養医学療法が、従来の標準治療である手術や抗がん剤、放射線療法を邪魔するものでなく、むしろその効果を最大限に引き出し、また副作用を抑える作用があるともいえるでしょう。

分子整合栄養医学の治療で使用するサプリメントは、製薬工場に課せられる厳しいGMP基準を満たした工場で製造されたドクターユースオンリーの高純度・高濃度・高い吸収率の治療用のサプリメントです。
治療用のサプリメントは高単位のために、生化学検査に基づいて医師が種類と量を決定し、処方します。一般的に市販されているサプリメントとは質と含有量が全く異なります。

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抗がん作用のあるビタミンとミネラル

ビタミンCビタミンEカロチノイド(ビタミンA)ナイアシン
亜鉛と銅セレニウム(セレン)ビタミンDEPA

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ビタミンE

ビタミンCは水溶性の抗酸化物質として知られていますが、ビタミンEは脂溶性の抗酸化物質です。多価不飽和脂肪酸の酸化は細胞膜に重大な損傷をもたらしますが、ビタミンEはその酸化を予防するという非常に重要な働きをします。

ビタミンEは、白血球膜の過酸化を抑制し、白血球機能を維持し、またリンパ球形質膜の流動性を保つなどの作用で、細胞性免疫を増強すると考えられています。

フィンランドの社会保険機構のクネクトらによる、フィンランドの36,265人の成人のd-α-トコフェロール(ビタミンEの中でも最も活性が高い)のレベルの研究によると、8年後にがんを発症したのは766人でした。血中ビタミンE濃度が低い人は、高い人と比較して、がんの発症率が1.5倍であったと報告しています。

カロチノイド・ビタミンA

ビタミンAは細胞の分化の調節を行っており、発がんの抑制効果があるとされています。カロチノイドはビタミンA前駆体ですが、それ自体にも腫瘍を予防する力があることがわかっています。
ビタミンAの急性骨髄性白血病に対する分化誘導療法は有名です。ビタミンAは角化制御機能をもち、がん細胞に対しては増殖抑制、分化誘導、アポトーシスの誘導などの作用があります。

カロチノイドには抗酸化作用、免疫賦活作用があり、ヘルパーT細胞、キラーT細胞、NK細胞を増加させます。また、ビタミンAでは観察できない、Tリンパ球Bリンパ球の応答を活性化を起こすことがわかっています。
β-カロテンの血中濃度は、血清基礎値の13~14倍が得られてはじめて有効な作用を発揮することが、多くの研究からコンセンサスとなってきました。また、がん患者はもちろんのこと、いわゆるがん家系においては、明らかなβ-カロテンの低値が見られたとの報告もありますから、今後ますますカロチノイドの摂取の必要性は高まるでしょう。

*喫煙者ではβ-カロテンは肺がんを増加させるという研究結果が大々的に報道されたことがありますが、この研究は唯一の例外であり、多数報告されている研究の多くはそのほとんどがビタミンAとβ-カロテンの有効性を証明しています。喫煙は明らかな発がんのリスクファクターであり、ビタミンAやβ-カロテンはその免罪符にはならないことを理解すべきです。

ナイアシン

ナイアシン(ビタミンB3)は、ビタミンCと併用することで、抗がん剤が引き起こすがん細胞のアポトーシス(細胞の自然死)を促進させ、抗がん剤の感受性を高めるといわれています。
また、細胞内の核にあるDNAが損傷されると、細胞内のNAD⁺は著しく低下することが分かっており、近年ナイアシンの補給が(100㎎程度/1日)、がん治療と予防に有効という期待が高まっています。

ナイアシン(ビタミンB3)の抗がん作用
ナイアシン、ナイアシンアミド、ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(NAD)は、ピリルジンヌクレオチドサイクル内で相互変換されます。補酵素でもあるNADは加水分解され、ナイアシンアミドとアデノシンジフォスフェイト(ADP)となり、ナイアシンアミドはナイアシンに変換され、再びNADを産生します。
ADPを分解する酵素には、ADPポリメラーゼ、ADPシンテターゼ、ADPトランスフェラーゼがあります。
ADPポリメラーゼは、細胞内の核にあるDNA鎖が損傷を受けた時に活性化され、NADがADPリボース・ポリマーのたんぱく質に結合します。DNAの損傷によって活性化されたポリADPリボースは、ダメージを受けた染色体の二重らせん構造をほどいてDNAを修復するのです。

このような機序により放射線または化学物質などの発がん因子が引き起こすDNAの障害が改善され、発がんが抑制されるのです。
スウェーデンのチェーレンらは、マウスによる対照実験を行い、悪性腫瘍に対してのナイアシンアミドの有効性を示唆しました。

実験の1週間前に乳腺がん細胞を注入し定着させたマウスに、ナイアシン0.2g/kg(人間の12g/日に相当する量)を与えます。投与30分後に、マウスに放射線を当てます。ビタミンのみでは腫瘍サイズに変化は見られませんでしたが、放射線治療とナイアシンアミドを併用したマウスでは、腫瘍サイズは放射線後86%も縮小し、その後4週間は79%縮小した状態が維持されていました。

亜鉛と銅

亜鉛の欠乏ががんの発症に関与していることや、亜鉛の抗がん作用の可能性について、さまざまな研究が行われています。亜鉛は、血清免疫の正常化や、結合組織の機能維持など、生体防御作用に多くの役割を果たしています。
インドのバナラスヒンドゥー大学のグプタらは、良性乳房腫瘍患者20人、乳がん患者35人、そして対照群30人を対象に、血中の亜鉛と銅の濃度を測定する、大規模な研究を行いました。測定の結果、注目すべきは血中銅濃度と亜鉛濃度の比率が、がん発症率の生化学指標となるという結果です。

  銅/亜鉛
対照群 99μg/dl 0.86
良性乳房腫瘍 118 0.86
悪性乳房腫瘍 167 1.91

下記の報告は、台湾大学のチェンらによる子宮頚がんによる比率ですが、同様の傾向がわかります。

  亜鉛 銅/亜鉛
対照群 109μg/dl 97 1.13
子宮頚がん1期 142 - 1.17
子宮頚がん2期 159 - 1.85
子宮頚がん3期・4期 172 67 2.66

上記のように、銅と亜鉛の血中濃度の値の比の変化は、がんの進行度と関連性があります。 研究者たちは、銅対亜鉛の比率ががんの診断および監視の指標として信頼できると提案しています。
スペインのディーズらは、銅:亜鉛比1.72をカットオフラインとしてがん患者と健常者を識別できると述べていますが、この評価は感度89%、陽性率92%、特異性84%、陰性率92%でした。

また、銅:亜鉛比は予後の予測にも使用できます。比率が2.25以上の患者は2年生存率が5%以下であったのに対し、比率が1.72以下の患者は2年生存率が70%以上を期待できるとされています。
結論として、がん患者の血清銅濃度は高くなり、亜鉛濃度は低下します。そして、その比率が高ければ高いほど悪性度も高くなり、予後も不良といえるのです。

がん患者の銅:亜鉛比が高いのは、生体ががん細胞の増殖を抑制するために血中銅濃度を増加させているためと考えられています。また、銅と亜鉛は、一方が減少すると他方が増加するという逆相関関係にあります。血中銅濃度を低下させるには、亜鉛の摂取量を増やすことがもっとも簡単な方法です。幸いなことに、亜鉛は非常に安全性の高い微量ミネラルなので、副作用の心配をしないで長期の摂取が可能です。

セレニウム(セレン)

カナダのビクトリア大学のH. D. フォスター教授は、多くの文献を検討し、セレニウムの摂取量とがんの発症率の関係は明らかな逆相関関係にあると結論づけています。とくに乳がんでは、死亡率とセレニウムの摂取量が顕著な逆相関関係にあるということです。

セレニウムの働きは抗酸化作用、解毒作用、免疫力の増強などのほか、がん細胞に直接的にダメージを与える可能性が示唆されています。ネズミの実験では、セレニウムを大量に与えたところ、腫瘍の増殖率が83~90%低くなったことが報告されています。

また、脾臓の細胞中のNK細胞やTリンパ球の外的殺傷能力などのがんに有効な免疫機能の指標が、セレニウムを与えることでネズミの実験で70%向上しました。
様々なデータが、がんの栄養療法においてセレニウムが非常に有力な武器のひとつであることを示唆しています。

ビタミンD

ここ数年の研究で急速に、種々のがんと関連性が非常に高いことが明らかになってきたのが、ビタミンDです。先進国に住む現代人の多くがビタミンD欠乏状態にあり、がんをはじめとする様々な病気の発症と深い関連を持っています。中でもとくに関連性が高いといわれているのが、大腸がんと乳がんです。

サンディエゴ大学の研究では、25-OHビタミンD(以下ビタミンDと表記)血中濃度を5段階に分け、後に大腸がんになったグループとならなかったグループを比較しました。その結果、ビタミンDが高かったグループ(33~41 ng/ml)では低かったグループ(4~19 ng/ml)に比べ、大腸がんの発生リスクが79%も低いことがわかりました。
同様にアメリカ国立がん研究所の研究では、ビタミンD濃度が最高のグループ(19.2 ng/ml以上)では最低のグループ(9.8 ng/ml以下)に比べ、直腸がんのリスクが63%低いことがわかりました。

クレイトン大学のラッペらは、アメリカの閉経女性をプラセボ(偽薬)摂取グループ、カルシウム(約1.5 g/日)摂取グループ、カルシウム(同量)とビタミンD(1100 IU/日)摂取グループの3グループに分けて4年間の追跡調査を行いました。その結果、プラセボ摂取グループに比べ、がんのリスクはカルシウム摂取グループで41%、カルシウムとビタミンD摂取グループでは77%も低いことがわかりました。

がんでも同じ内容の論文が多数認められ、ビタミンD血中濃度が高いグループでは低いグループに比べ、乳がんのリスクが、ロンドン大学セントジョージ病院医学校のローエらの研究では83%、ハーバード大学医学部のリンらの研究では35%、サンディエゴ大学のガーランドらの研究では50%、それぞれ低かったという結果でした。

さらにガーランドらは、血中ビタミンD濃度が低い人は、ビタミンDを毎日経口摂取するか積極的に日光浴をすることでビタミンD濃度を30 ng/ml半ばまで高めることにより、乳がんのリスクを35%減らせると結論づけました。

カナダのトロント大学のグッドウィンらの研究では、乳がんと診断された患者512人について、ビタミンD濃度とその後の経過について調査したところ、ビタミンD濃度の高い群に比べ低い群では、再発率が1.94倍、死亡率が1.73倍と、著しく上昇することがわかりました。

そのほかのがんでは、アメリカの日光・栄養・健康研究センターのグラントによれば、1日当たり1000IUのビタミンDを摂取することにより、大腸がんを50%、乳がんを35%減らすことができ、さらに卵巣がんを30%、ホジキンリンパ腫と腎がんを25%、膀胱がん・食道がん・胃がん・喉頭がん・悪性黒色腫・非ホジキンリンパ腫・子宮体がんをそれぞれ20%減らすことができるそうです。

また、フランスのがん研究国際機関の研究は、ビタミンDの摂取群と日摂取群では、摂取群のほうが全体の死亡率(がんだけでなくすべての疾患を含む)が7%低いということを明らかにしました。

がんや関節リウマチ、糖尿病などの特定の疾患をお持ちの患者様では、適切な方法によって血中ビタミンD濃度を50 ng/ml前後に維持しておくことが強くすすめられます。

EPA

リノール酸(ω6系脂肪酸)に発がん促進作用があるのに対し、魚油であるEPA(ω3系脂肪酸)は、がんに対し抑制的に作用することが明らかになっています。動物実験では、EPAに発がん抑制、がん細胞増殖抑制、がん転移抑制、殺がん細胞作用が報告されています。動物性脂肪による健康に対する問題は、このω6とω3の比に起因することが知られています。

EPAががんに抑制的に働く機序は、がん細胞膜の流動性を改善し化学療法感受性や熱感受性を高める、エイコサノイド産生に影響し細胞増殖抑制作用やがん細胞転移促進作用を有するプロスタグランディンの産生を抑制する、プロテインキナーゼ活性の抑制、腫瘍壊死因子(TNF)産生、細胞周期への影響などが挙げられます。

とくに乳がんにおいて、プロスタグランディンE2、プロスタグランディンF2 による細胞増殖作用やがんの転移を促進する作用が知られていますが、EPA摂取によるこれらのプロスタグランディン代謝経路の変更は、がんの抑制に非常に有意義であると考えられます。

動物実験では、がんを移植する前の1週間と移植後の4週間、EPAとDHAを様々な濃度で与えたところ、移植した乳がん腫瘍の大きさや重さを目立って小さくすることができました。
EPAを加えた食事は、乳がんのリスクのある25人の女性で、乳がんの腫瘍マーカーの数値を目立って改善しました。

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東洋医学(漢方薬の処方)

洋医学の理論に基づいて気の不足した方には補気剤、水毒のある方には利水剤、お血のある方には駆お血剤など、患者さまひとりひとりの病状や体質に合わせた漢方薬に生薬を組み合わせて使用します。エキス剤などの決まった処方ではなく、患者さまに合わせてオーダーメイドで処方。患者さまによって内容はまったく異なります。

日本ではあまり一般的ではなくても中国でよく使われる生薬なども積極的に使用。漢方薬処方は長期間同じものを服用するというイメージがありますが、必ずしもそうではありません。本当に体に合っている漢方薬は早ければ数日、多くの場合1~2週間ほどで治療効果を感じられます。当院では病状の変化に合わせて比較的短期間で処方を変更。分子整合栄養医学や高濃度ビタミンC点滴を併用することで漢方薬の治療効果を上昇させ、相乗効果も期待できます。

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心理面をサポートする癒しのプログラム(サイモントン療法)

「がん」が私たちを脅かし悩ませるのは、病気そのものというよりもむしろ、その病気に対するイメージのためである、といえるでしょう。

がんは攻撃的で強く、一度かかったら完治は困難で、私たちをずっと苦しませ続け、やがては死の淵に追いやる。」
といったイメージが、私たちを恐怖のどん底に突き落としてしまうのです。

しかし、そのイメージは誤っていて、実際は、
がんは弱くて不安定で、混乱した細胞で、正常細胞を攻撃することはまったくなく、私たちのバランスの崩れを教えてくれる、恵みのメッセンジャーだ。」というものだったらどうでしょうか?

このようなイメージが、私たちからよけいな恐怖を取りのぞき、もっとリラックスし、希望を持って病気や人生に立ち向かうことを可能にしてくれます。

そして、このリラックスして希望を持つという姿勢こそ、私たちの治療の過程に大きな影響を与えると知ったなら、これはまさに朗報ではないでしょうか?

近年では、神経系やホルモン系の研究成果によって、私たちの心や感情が身体に及ぼす影響が科学的に解明されてきており、腫瘍学でもサイコオンコロジー(精神心理腫瘍学)といった分野が確立され、ストレスとガンとの因果関係が明確になってきました。

~ 略 ~

私たち人間には、科学でははかり知れない力が潜んでいます。

偉大な科学者アインシュタインは、「私は宇宙の法則について、みんなより少しよく知っている。だが、人間についてはまったくわからない。 そして、そのことこそ真に探究する意味のあることだ。」と述べています。

また、西洋医学の父ヒポクラテスも、医療とは人体に害のないもので、人間の治癒力をサポートするものであること、と誓文に記しています。

私たちには、自己治癒力という、治療や薬に頼らなくても本来、自分自身を癒す力が潜んでいます。 そして、この自己治癒力を高めるのに、自分自身により多くの喜びや幸福感をもたらすことが大切となってきます。

古い歴史のある中医学やインドのヴェーダ医療でも、生命エネルギーを高めるのにもっとも効果的なのが、喜びや深い充足感などの幸福感がある状態をつくることだと教えています。 私たちは、太古の賢者の知恵を拝借し、現代科学の恩恵を享受・活用しつつ自らの本性に迫り、健康の道へと取り組む必要があります。

以上 「がんのイメージ・コントロール法」 ~サイモントン療法による癒しへの道~
NPO法人サイモントンジャパン認定カウンセラー 川畑伸子 著 より、抜粋

現代では、さまざまな科学的な研究により、がん患者の精神的な感情が、その人の免疫に対して大きな影響を与えることが、証明されています。

しかし残念なことに、患者の精神的な面をフォローしたり強化するようなプログラムは、我が国日本の現代医学の中には体系的にとり入れられていません。

米国腫瘍学の権威であり、放射線腫瘍専門医であったカール・サイモントン博士は、臨床経験より心理的介入ががん治療に大きな影響を及ぼすことを確信し、サイモントン・プログラムを作り上げました。 現在では、アメリカを拠点に、ドイツ、ポーランド、スイス、イタリア、そして日本でプログラムが行われています。

サイモントン・プログラムは、がん患者やその家族が、がん治療に積極的に自発的に取り組むことができるような、前向きな心理面からの実践方法です。

クリニックハイジーアでは、日本人1号の認定セラピストであり、サイモントン療法の日本での唯一の指導者でもある川畑伸子先生をお招きして、実際の治療を行っております。

食事療法

現在準備中です。

リトリール点滴療法

現在準備中です。

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